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【ラジオNIKKEI】パラジウムは投機家不在、実需での高騰

当協会代表理事「池水雄一」が2020年1月23日にラジオNIKKEIマーケット・トレンドに出演。「パラジウムは投機家不在、実需での高騰」としてプラチナ市場の今後について解説しました。

マーケットトレンド

パラジウム高騰は今後どうなっていくのでしょうか。
池水氏は圧倒的な需給のアンバランスについて解説くださいました。
チャート的に踏み上げ(ショートカバー)にも見えるパラジウムの高騰ですが、池水氏に伺うとこれは需給相場によるもので決して踏み上げではないとのこと。投機家らはこの相場に参加していないというのです。

金やプラチナのETF市場では、買い方のポジションが積み上がる傾向が強いのですが、パラジウムETF市場ではその残高が減少しているのです。
パラジウムは圧倒的な現物不足から、ETF市場では、そのペーパー資産を現物に戻す動きの方が勝っているのだそうです。(貴金属ETFは現物の裏付け=紐づけのある取引です)あまり聞かない事象ですが、コモディティ市場には現物不足からの価格高騰はままあることですが、それにしても投機家のポジションがETF、そして先物市場にさえ積み上がりがみられないとは。

というのも。パラジウムの供給不足は10年も続いているのです。

実は、パラジウム鉱山というのは存在しません。
パラジウムはロシアのニッケル、や南アのプラチナ生産の副産物でしかないのです。パラジウム需要が強くても、生産コントロールは難しいという現実があるのです。つまり、このパラジウム高騰が終息する出口は現在見当たらない、ということ。

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